お墓づくりは「大きさ」「形」「石の種類」によって決まっていきます。 

一般的に墓石は大きく分けて「和型」「洋型」「オリジナル墓石」の３つの形に分けられます。

お墓の形や大きさに特別な規定はなく、基本的に形は自由に選ぶことができます。ただし、墓地や霊園によっては高さなどの規制がある場合もあります。

棹石正面に彫刻する文字は一般的な「〇〇家之墓」以外に、継承される方の家名が変わっても違和感がないように「先祖代々之墓」「南無阿弥陀佛（お題目）」「好きな言葉」を入れる事もあります。

和型墓石は、中国の位牌型のものが伝えられ、江戸中期より現在までもっとも多い日本の伝統的な形の墓石です。石塔（棹石）の正面には「〇〇家之墓」「先祖代々之墓」「南無阿弥陀佛」などと、縦書きで文字を刻みます。

五輪塔は平安時代末期に現れ、鎌倉時代から室町時代にかけて最も多く建てられました。各部位が宇宙の五大要素（空・風・火・水・地）を表しています。また、人の体の部分（五体）を表しているとも言われ、死者が極楽浄土へ往生する事を願う意味が込められています。法要の際などにあげる卒塔婆は、この五輪塔の形を模したものです。

洋型墓石は、横幅が広く背が低いので安定感があります。石塔（棹石）の正面には「〇〇家」「先祖代々之墓」などを刻むほかに、「和」「心」「慈」「集」「やすらぎ」などのイメージを刻んだり、文字の他に様々な「イラスト」を彫ることも多く、デザインの自由度が高いのが特徴です。形も同じように見えますが、角ばっているものや丸みをおびたもの、額の有無など細部の作りは様々です。

オリジナル墓石は、和型墓石でも洋型墓石でもない、オリジナルのデザインが施された墓石です。構成にも大きな決まりはなく、故人の想いを象徴したり、趣味や好きだったものをデザインしたりとさまざまです。墓石の形はもちろん、イラストや言葉、彫刻など自由に表現できます。

世界で一つだけのオリジナル墓石となります。

自然石墓石は、石本来の風合いを最大限活かした唯一無二のお墓です。長い年月をかけて形成された石の表面には、自然な凸凹や模様があり、温かみのある多様な表情を見せます。